2024/2/24開催 夢見る小学校上映会実施レポート
- mastertsumugi
- 2024年4月2日
- 読了時間: 7分
2024/2/24に文部科学省選定映画の教育ドキュメンタリー映画である「夢みる小学校」上映会を太田市で実施しました。

この映画では、
宿題がない、テストがない、「先生」がいない「きのくに子どもの村学園」。
60年以上成績通知表がない「総合学習」を続ける伊那市立伊那小学校。
校則、定期テストをやめた、世田谷区立桜丘中学校の西郷孝彦前校長。
ひとりひとりの個性を大切にした子どもファーストな3つの学校が紹介されいます。
宿題や通知表、国語や算数がなくても、子供を尊重し、子供が自由に力を発揮できる環境があれば、子供はどんどん自分で学んで力を付けていく。
紹介されている学校での取り組み、そして子供達が力強く輝いている姿をこの映画を通して目の当たりにすることで、これからの教育の在り方についてはもちろん、大人も自身の人生に対しての考え方について、たくさんの気づきやヒントを得られる映画となっています。
当日は107名もの方に足を運んで頂き、TSUMUGIと繋がる皆様、上毛新聞で知ってくださった方や、太田市の各学校の校長先生へ向けて書いた手紙からこの上映会を知って、学校の先生や以前校長先生だった方が興味を持って来て頂きました。
世代や性別問わず大盛況頂き、上映会終了後も熱が冷めやまず、ロビーで感想のシェアや、夢見る小学校の上映会を自身で開催されたい方の問い合わせや、それぞれの方が次の活動に繋がるような、様々な紡ぎを広げていました。

TSUMUGIのコンセプトの通り、この上映会を通して、次世代に繋ぐ豊かな社会づくりに向かって、人々が繋がり活動を紡いでいく姿が見えて大変嬉しく思いました。
TSUMUGIとしても、また当映画の上映会と意見交換会など、更にバージョンアップさせた形での実施を計画しております。
今回は、ご来場頂いた方達に感想のアンケートを頂きましたので、こちらでシェアをさせて頂きます。
▼夢見る小学校上映会アンケート回答(一部抜粋)
ー紹介されていた教育についてー
一斉授業で他者との比較ではなく、体験学習で個性を認める。
問いを立てられる教育・
自分でやりたいことを見つけて自分でやってみるという姿が印象的。
時間割に国語や算数が無いのが驚いた。
修学旅行を子供たちで企画するのはとても今後の人生においても役に立つと思う。
総合的なプロジェクトベースの授業が良かった。
小学校の子供達が修学旅行の訪問先や事業者へインタビューを行う為に、自分でアポを取っているシーンに驚きました。
探求心を尊重し、動物を育て、農作物を育て、遊び場を作り、自分たちで全て考えていく力を最大限に発揮していく姿。本当に素晴らしい映画でした。
子供→元子供。そんな学校がずっと続きますように。親は「ずっと子供の見方」この言葉が印象的でした。
自分で考え、自分で行動する、とても大事な学びの場だと思いました。
完全子供主体!畑作業やものづくりのシーン。本当の教育だと思った。
自分のままでいいんだよという言葉も印象に残りました。
娘が「宿題ないなんていいなぁ」と言っていました。
映画の中の子供たちは本当にのびのびしていてステキだなと思いました。
「私が私でいられる場所」ぐっときました。
「自分がやりたいことをすればいいんだよ」自分に伝えたーい!
子供の意見を尊重し、好きな事、夢中になる事を優先させたら、発言能力や、質問する好奇心旺盛な子供に育つのではないかと感じました。ゲームに夢中になるより、自然と触れ合ったり、モノを作ったり、色んな意味で、自己能力を開花させられるのだと思う。未来を担う子供達にとって、管理された教育より自由でのびのび個性を活かす教育の方が素晴らしいと思います。
現場だとなんでも保守的になってしまうが、ここの学校は全てが真逆だった。
子供達が自主的に行動し、できないと決めつけているのは大人なんだと気づかされた。
画一的な教育の押しつけは危険だと思った。
アドバイスをききながら、先生(大人)のあごひげをくるくるしているシーン。この職員室には愛が溢れていました。 授業中でも大人のヒザの上でやすらいでいます。それが子供たちの心を開くのです。 整列させない。全校集会でなく全校ミーティング。優先されるのは子供たちの安らぎです。
先生と生徒が平等だと感じた。
企画進行する力がすごい。固くなった頭を柔軟にし行動してみようと考えさせられた。
「~しなければ」という固定概念を捨てて自分の思うままに失敗を恐れずに色んなことに挑戦しようと感じさせられた。
自由が尊重されていて、自分の中の考えが大きく変わった。
学ぶ楽しさ、イキイキしてて素晴らしい。大人にとっても大事と改めて思う。
こんな学校が日本にもあって、素晴らしい子供たちが育っていることに涙が出ました。
未来が明るいです!子育てがんばります。本当にありがとうございました。
力強い生き方。感動しました。孫の未来を重ねてしまう。
良い所を見つけて伸ばせる学校だったら喜んで登校すると思う。
教員として子供に枠をはめず、のびのびと育てられるようになりたいと思った。
こんなところで働きたい。
時間と親の余裕が欲しいと思った。
ー学校への期待ー
自分も通いたいと思いました。
これからこんな学校が群馬に増えて欲しいです。
出てくる子供達みんな輝いていました。
一人一人が主役になれるのびのびした環境を大人(親、先生)が作ることが大切ですね。
日本中の学校が夢見る小学校になったらいいです。
生きる力を育てる学校がどんどん増えていくといいなぁと思いました。
もっともっと自由に。
周りにいる小学校から不登校になってしまう子供たち。「発達障害」と言われ支援学校を勧められる現状。「入学や卒業を祝う会」「運動会」「体験学習」の子供達の様子や笑顔、そして大人(教員)の笑顔を見て、こんな学校が今必要とされているんだと強く感じました。
成績表をなくすことは、校長の権限であること初めて知りました。
校長先生に権限があり、やりたいと思えば実現すること。
公立の小中学校でも自由なカリキュラムが組めるとは知らなかったので、とても有益でした。
公立でも校長先生の権限で出来る事がたくさんある事を知りました。子供達が自由を手に入れ、キラキラしている姿に感動しました。卒業シーンでは、自分の気持ちをしっかり言える素晴らしさに感動。日本の教育もフィンランドやオランダのようになったらと思います。とてもよい映画を観させていただきました。ありがとうございました。
自由が自主性を育てるなか、教師が成長できる学校。変な学校でも勉強ができる。公立でもこんなことができるんだ!教育の主権者は子供とその保護者。良かったです。
校長先生達が通知表を廃止している話。校則をなくしたこと。中学生の卒業を祝う会も素晴らしかった。こんな学校があったら、子供を通わせたかったし、自分も大人(教員)として関わりたかった。ありがとうございました。上映会に来て良かったです。
「校長先生で学校と子供達が変わること」先生や校長先生に是非観て欲しい。
夢のようだけど公立学校でも実現できる。希望が湧きました。
公立学校で少しでも生かせたらいい。
ー子供達の感想ー
(6歳)
違う学校でも行きたくなりました。美味しそうなごはんがいっぱいありました。おもしろかったです。
(13歳)
こども達で出来ることがあるんだ!と気が付いた。
好きなクラスに入れるところがよかった。
ーこれからの行動ー
大人が子供達の為に作った学校だと感じ、大人も捨てたもんじゃないと感じました。 卒業する子供も、意思を感じ将来に希望を感じます。 この映画を見ただけで終わらない事が重要であります。
上映会に影響されて大人が動くきっかけになればいい。子供達の未来の為に力を尽くしたい。
好きな事自由にやれる世の中にしたい。眼を覚ませ大人達!
映画の上映を企画してみたいと感じた。
教育の本質に対する気づき、子供の力に対する気づき、そして公立高校でもやれることが多いなど、私たちが行動へと繋げれば、地域の教育が変わっていき、子供達が個性を発揮して生き生きと活躍していくミライが想像できるのではないでしょうか?
この映画が、大人も子供も枠に捕らわれず、活き活きとそれぞれが個性を発揮できる、そんな豊かな社会づくりへと繋がっていくヒントやきっかけとなるのではないかと思っています。
今後当映画の上映会そして意見交換会等を再度企画していく計画ですので、まだ観られたことのない方は是非今後の情報をチェックください。
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